旭堂南半球のガンダム講談一年戦争〜第八昼〜ア・バオア・クーの章

ついに最後となったガンダム講談一年戦争
前回・前々回に続いてチケットはSoldOutの大入り状態。思えば私が初めて鑑賞したランバラルの章の時は客の入りは50〜60人ぐらいだったと思う。椅子や机も余裕があって、当日でも問題なく入れて。
それが年明けから様子が一変。Yahoooニュースに取り上げられたり、メディアに取り上げられたりした影響もあって、当日入場どころか一月前から予約しないとチケットの入手も困難に。それはメディアの影響もあると思うけど、やはり講談そのものの魅力があったのだと思う。
講談独特の語り口に流れるような修羅場読みはもちろん、立ち上がって舞台狭しと動き回るMS擬態にそこかしこに隠された笑いのネタ。そして一つの舞台を多くの客と一緒に見るといったライブ感。「話のネタに一度見てみるか」程度で見に来た私が結局最後まで見に来てるわけだから、きっとそういうことなんだろう。
んで今回は『救国のララァ』に『終戦ア・バオア・クー』の二席。一番前の席だったので南半球さんの顔が必要以上によく見えました。これで最後だからかやや震える唇。しゃべり続けること、そして全身を使ってMSを擬態することで吹き出る汗の一粒一粒。ガンダム講談にかける気持ちが伝わってくるようでした。すぐそばで見ると、後ろで見るのとはまた別の感じ方、楽しみかたができますな。
『救国のララァ』のほうはもうちょっと練り込んで欲しい気もしましたが、『終戦ア・バオア・クー』の話のまとめ方はとても感心しました。ジオン兵の生き残りが講談で語ってるって設定が生きてて、笑いもありつつ爽やかで。とても良かったです。
そしてガンダム講談一年戦争はこれで終了。来月から第二次ガンダム講談一年戦争が始まります。今度からは横浜も加えて3カ所での講演となるそうです。阿佐ヶ谷ではまず5/17にサイド7の章。第一次では見れなかった「ガンダム大地に立たすな!」がやっと見れると思うと、今から楽しみ。